株式会社 近藤建設興業

空家について考える・・・

2019.5.31

ピュアリティまきび

今日は午後からセミナー参加です

 

「空き家対策先進事例セミナー」と題して

 

岡山県空家等対策推進協議会主催で

開催されました

講演は外部講師による

「これまでの空き家対策と今後の空き家対策」

 

講演自体は講師の超早口で下向きの講話が

2時間超で・・・

 

ほとんど入って来ませんでしたが

何とか理解しようと努力はしましたよ

行政のある意味で

柔軟性の無い質実剛健さと

 

シンクタンク研究員の

数値による上澄みだけの話は

 

「ホントに心配してんの~」って

思わず突っ込みたくなりましたが・・・

個人的には将来を憂い

今回のセミナーは

真剣に勉強がてら参加したのです

 

さて、ここからは今日のセミナーを

私なりに別資料でまとめた内容です・・・

あくまでも主観なので悪しからず


今現在岡山県の総戸数は約88.5万戸

総世帯数が74万戸・・・

すでに世帯数より戸数が多い

 

なので必然的に16%近くが空き家

これは全国的にも

空き家率ベスト10に中四国が

7県も入ってると云う驚愕の事実

岡山市も・・・

総戸数35万戸に対して5500戸がすでに空き家

 

岡山県の空き家率とほとんど同じです

 

日本の家は敗戦を経て

量産しないと行けない理由のもと

 

ハウスメーカーなる

工場生産型の住宅会社と

プレファブ住宅が登場しました

よって家は「質」よりも「量」が優先され

なので…日本の家は

「質」が悪く「寿命が短い」のです

 

海外の50年~60年の耐久年数に比べ

経ったの30年足らず・・・

 

資産価値も同等で

スクラップビルドを繰り返してきたのです

 

でも既に日本は少子高齢化

人口減少が始まっています

 

そこに量産型の住宅は必要ありませんし

 

今後の住まいは空き家を再利用するより

 

新築住宅は

汎用型や可変性型の高い住まいを

増やすべきなのです

もはや子供達が

親の家に住まなくなった現在

 

なるべく将来的にも使える

耐久性の高い

SDGs的な家が求められるべきでしょう

 

そう・・・

尖がり偏ったわがままな家は

 

あまりつくらないほうが良い

と云う事なんですね

 

じゃあ・・・空き家は?

 

新耐震基準・・・

所謂1981年6月1日以降に建てらた空き家を

耐震補強して

安価で流通させることが出来れば・・・

 

その価値はあるのではないでしょうか・・・ね

 

空き家問題・・・

意外に身近な問題かも知れませんよ

 

パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」

 

 

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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