株式会社 近藤建設興業

「センセイ」の責任?

2019.8.27

「岡山地盤塾プレセミナー」

 

磨屋町は磨屋町ビル2F

TKP岡山会議室

 

プレですので・・・粛々と静かに

スタートを切りました

日頃からお世話になっています

M’s構造設計さん・・・

 

皆さんも聞いた事が有ると思いますが

「構造塾」を全国展開している

業界では超有名な事務所さんです

私も全国SW会性能向上委員会で

大変お世話になり面識も有り

 

その中でも「地盤」に精通する

エキスパートのお二人が新たに立ち上げたのが

今回ご紹介する「地盤塾」なのです

こちら岡山南部では

住宅を建てる際に

 

ほぼ全土で

「地盤改良工事」が必要になります

 

それは・・・岡山南部が

腐植土により出来上がった地形で

軟弱地盤が多いのが原因

 

では・・・その「地盤改良工事」

 

改良したにも関わらず

地盤若しくは建物に不具合が起きたら

誰の責任なのか?

地盤の調査を行った業者?

改良工事を行った業者?

 

いえいえ・・・とんでも有りません

 

地盤が原因で土地や建物に

不具合が生じた場合の全責任は

 

実は建物を設計した「建築士」なのです

「住宅」における重要なベースは

耐震・制震・断熱・気密よって

 

しかし世に云う

「センセイ」と呼ばれる建築士の中には

 

間取りやデザインしか出来ない

意匠設計の建築士が多いのも事実

中には「建築家」を謳い

まるで芸術家・・・今で云う

クリエーターを気取っている建築士も

少なく有りません・・・

 

むろん・・・皆さんも

住宅と云えども2級建築士より

1級建築士に設計を依頼した方が良いのですが

いかんせん住宅においては

未だに営業マンが間取りを書いたり

 

中には無資格のデザイナー気取りの

勘違いが居るのも事実です

 

そんな勘違い「建築家」が

住まいの基礎となる「地盤」について

勉強しているとは思えず・・・

 

「構造」と同じく

全責任がある事にも関わらず

家をつくっていると思うと

 

・・・ぞっとしますよね

又、こんな事を云うと・・・

関係各方面から色々ご意見を頂戴しますが

 

一体我々「建築士」は

誰の為に設計を行っているのか?

 

原点に立ち返り自問してもらえば

分かる事なのでしょうが・・・ね

 

よって・・・

住宅に関わる全ての責任は

「センセイ」に有ります

 

今一度「建築士」の

社会的立場を考えて貰いたいですね

 

さて、本日プレを開催した「地盤塾」

 

岡山にて11月より

「岡山地盤塾」としてスタートします

 

建築士としてプライドが有り

建築士の端くれなら・・・

 

是非ご参加を

 

パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」

 

 

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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