株式会社 近藤建設興業

実質Q値・・・

2020.1.24

着々と進行中のショーハウスseasonⅡ

久しぶりに御紹介です

最近天気はぐずついていますが

室内では大工工事が進んでいますよ

玄関ホール・・・

西粟倉村製のヒノキ床板に合わせ

ヒノキで造作です

LDK南側にはテラス窓が3か所

合計面積10㎡を超えます

 

LDK床面積比率30%超

リビング上部には吹き抜けがあり

此方にも4.8㎡の窓を設置

リビングの上下とも1枚片引き戸・・・

LIXILさんから最近発売された

LWスライディングと云う

窓が付いています

 

1枚片引き戸なので

開けた時の解放感は半端ありません

此方は階段ホール最頂部へ

排熱窓を設置・・・

夏の暑さ対策に効果ありますよ~

さてこのような開口部だらけの中

気密測定の結果は・・・

 

C値0.20

何とかショーハウスの

面目を保ちましたかね

C値は兼ねてより大切だと云う事は

お伝えしてきましたが

実際数字的にはどの位違うのか?

ですよね・・・

例えば・・・

Q値が1.6の建物があるとします

 

其々のC値の違いで

どれくらいQ値が変わるのか

 

実質Q値で見て頂きましょう

実質Q値=Q値+C値/10

 

C値0.2の場合 実質Q値は1.6+0.2/10=1.62

C値5.0の場合 実質Q値は1.6+5/10=2.1

何と同じQ値1.6でも

C値の違いだけで実質Q値は

大きく変わってしまいます

 

故に・・・

いくらQ値の良さを所謂

断熱性能の良さを高らかに謳っても

 

気密測定をしていなかったり

気密性能C値が悪かったりすれば

 

実際の断熱性能は

劣っていると云う事です

住まいの実質性能は

机上の数値だけでは測れない

現場の数値も大切だと云う事です

 

住んでから後悔しない為にも

実質性能数値又は実生活性能数値

・・・大事なんですよ~

 

パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」

 

 

 

 

 

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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