株式会社 近藤建設興業

冬至に思う・・・

2017.12.22

今日は冬至・・・

一年で一番昼の時間が短い日

 

昔は太陽が一番元気が無い日と云われ

 

この日を境に太陽の元気も戻る事から

運気も上昇すると

 

「運」の「ん」の付く

食べ物が重宝されたそうです

かぼちゃは「南京」と呼ばれ

「ん」がつくから縁起物と言われたんですね

 

さてご覧頂いてるのが

本日冬至のスタジオ12時の様子

 

真南に向けて建てたスタジオ

 

冬至の12時になると南中なので

 

ホントに南に対して

直角に日差しが差し込んでいます

太陽の軌道は

地上から言うと高度とも言われ

 

正確に言うと岡山は

本日冬至の12時で31.9度となります

 

日差しは

かなり横から侵入して来ますので

 

窓からおおよそ

3m以上は奥まで差し込みます

スタジオでは

晴れの日は暑くなるほどで

 

存分に自然の恩恵を無料?で

頂戴しています

 

パッシブをデザインする上で

太陽は一番欠かせない要素であり

 

最大の恩恵を受けられる

自然の恵みです

なので、当然建物は南に正対すべきだし

南側に大きな窓を設けたいものです

 

所が最近の家・・・

特に「ハウス」と呼ばれる家々

 

ほとんどが総2階的で

屋根や庇が無い家が多く

 

南側の窓でさえ小さなものが

主流となってしまいました

 

何故でしょう?

内に閉じて機械で制御できるから?

外との関りを持ちたくないから?

防犯上?デザイン?・・・・等々

 

正解は・・・・?

 

ここ岡山は残念ながら

大手ハウスメーカーのシェアが高く

 

そんな大手ハウスメーカーが

 

「〇〇ハウス岡山Ver」って無いように

岡山の為に家はつくって無い!!

 

これが一番の理由なのです

それでも多くの人は

「大手だから安心」?とか

「大手だから品質が良い」?とかで

家を選ばれています

 

でも良~く考えてみて下さい

 

今現在・・・・

大手だから安心だとは言えない事案が

沢山露呈され

 

そんな中で

大手は自社保証ですから

残念な結果になってしまってる事柄も

多いのも事実・・・・

 

それでもまだ・・・・

大手が良いですか?

 

さて太陽の話に戻れば

ここ岡山では・・・

 

冬至の高度は31.9度

夏至の高度は78.7度

 

ざっくりと毎月7.8度ずつ

高度が変化して行きます

 

しかしパッシブデザインは

冬至、夏至の太陽高度では無く

 

実生活の寒い日や暑い日を基に

デザインしないと行けません・・・

 

この辺で

「なんちゃってパッシブ」との

違いを確認して頂きたいと思います

自然の摂理に逆らわないデザイン

それがホントのパッシブデザインであり

 

そもそもが断熱気密が低い家では

パッシブデザインはままならず

 

そして何より耐震性が低い家では

断熱気密も語るべきでは無いと・・・・

 

冬至の日に思う・・・でした

 

 

パッシブデザイン「おかやま暖涼の家」

 

 

 

 

 

近藤 直岐

社長のひとりごと

株式会社近藤建設興業 代表取締役。人と住まい、地域と環境、すべてにおいて最善の住まいを常に探求。岡山県の住環境のあり方を本気で考え、未来の大人たちに誇りを持ってバトンを渡すために日々邁進中。
一級建築士/全国SW会性能向上委員会 初代全国委員長/暮らし省エネマイスター/CASBEE戸建評価員/HEAT20正会員

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